ナカジマ農場(鶏、卵)

卵は不思議な食材だと思います。
甘いものにも辛いものにも、主役にも脇役にもなれる奇跡の食べ物。
コンビニにも売っている身近なものですが、命そのものであることを忘れてはいけません。
親鳥が食べるもの、環境そのもので出来上がっている命なんです。

中島さんは卵の味を「デザインする」と言いました。
栄養素のバランスを設計し、量とタイミングを計ることで独自の卵を創りあげているのです。

化学的なものは一切排除し、殻の要素となるカルシウムには牡蠣を粉末にすりつぶしたもの、
タンパク質にはトウモロコシ(遺伝子組み替えていないもの)や魚粉、米ぬか、大豆かす(すべて国産)、
ミネラルには海藻を粉末にしたものなどを独自に配合し、長年の試行錯誤の上でバランスを完成させています。

海藻の粉末はヒジキのような匂いがして、鶏の餌とは思えない贅沢さです。
パプリカパウダーなどグラムあたり卵よりも高いスパイスも惜しげなく使っています。

鶏舎は糞などが下に落ちて鶏が汚れない状態で放し飼いにし、
日光を浴びさせ、夏場は頻繁にミストを放出し環境を快適にしています。
本当に元気な親鶏たちです。

味を追求するということは健康を追求するということ。
それが中島さんの言うデザインの一端であると感じました。

DGではそんなすばらしい卵をいろいろな料理やデザートに使っていますが、
いちばんその味がわかるのは「浜離宮プリン」です。
ギリギリまで焦がしたカラメルを受け止められるのは、味の濃厚な卵があるからです。

中島さん、ぜひ一緒にカステラをつくらせてください。