自家製のスモークサーモン
農場長の近藤さんが薫製機を作ってくれました。
設計図を引いて、段ボールでまずは試作。
そして完成版。サーモスタッドや温度計完備の素晴らしい出来映えです。
チップは桜。夏の間から削って乾燥させておいたものです。
ホームセンターで買ってきたものとはまったく別物の薫りです。
サーモンに塩を振って小一時間。
その間に煙を充満させていよいよ燻製のスタート!
冷燻法なので温度が上がりすぎないように気をつけながら、30分ごとにチップを継ぎ
足して13から15時間。
昼は仕事があるので夜からのスタートです。乳飲み子を持つお母さんのように眠れま
せん。
しょうがないから横に炭火をセットして、農場長と酒を飲みながらやってます。つま
みは獲れたての野菜。
そうやって出来上がった飴色の香しいスモークサーモン。
市販品にありがちなコテコテの薫製香がいかにわざとらしい物かがよくわかります。
のどを通る時に鼻梁に抜ける穏やかな薫り。
そのままでも十分美味しいですが、さっと温めてパスタに絡めると味わいが増しま
す。
これだけ丁寧に作るからこそ、口の中が幸せになるんだなと思います。
ぜひ味わいにいらしてください。